Linseis DSC PT-1600を用いて、以下の組成の4種類のガラスの熱特性を分析した。
(23.1-x)Na2O/23.1BaO/23TiO2/9.8B2O3/21SiO2/xAl2O3x=3,7,11,15mol%を分析した。
その結果、ガラス転移温度Tgは450℃から570℃まで、結晶化最大温度Tcは660℃から695℃まで、それぞれ酸化アルミニウム濃度の増加とともに上昇することがわかった。
ガラスの安定性の基準として用いられるTg-Tcの差は、Al2O33 mol%のガラスで最も大きく、Al2O315 mol%の組成で最も小さかった。
*Ruzha Harizanova et. を参照。 (2023):Na2O/BaO/TiO2/B2O3/SiO2/Al2O3系ガラスの赤外分光学、熱物性および機械的性質、化学技術冶金学雑誌、58,3、pp.456-466.