インジウム・スズ酸化物(ITO)は可視光に対して透明な半導体であるため、光学的に透明な半導体が必要とされる多くの用途で使用されている。
特に、ダイオード、ガラス基板上のマイクロエレクトロニクス、目に見えないアンテナやセンサーは、ITOを含むか、ITOで構成されていることが多い。

この2つの図は、2つの異なるITO薄膜サンプル(いずれも厚さ185nm)について、室温から200℃までのホール定数、移動度、抵抗率の完全な測定結果を示している。

いずれの試料もスパッタ蒸着で作製した。ホール定数の紺色の曲線は多かれ少なかれ一定の値を示し、移動度(赤)と抵抗率は温度とともに増加する。

適切な測定装置