ヤウンデバナナ繊維(FBY)とペンジャバナナ繊維(FBP)の熱挙動をLINSEIS STA PT 1000を用いて分析した。
FBYはFBPに比べて質量減少が少なかったが、これはおそらくホロセルロース含量が低いためであろう。
FBYの第3段階での質量減少は、セルロースとリグニンのさらなる分解によるもので、363℃から485℃の間のより低い温度で起こり、390℃付近にピークがあった。
600℃での残渣含有率は8.53%であった。 FBY繊維はFBP繊維よりも高い耐熱性を示し、主な劣化はそれぞれ295℃と283℃で起こった。
ソース Anatole Chengoue Mbouyap et al. (2023):カメルーンにおけるバナナ仮茎繊維の物理的、化学的、機械的特性に及ぼす栽培面積の影響, JOURNAL OF NATURAL FIBERS, VOL. 20, No.2, pp.9 – 11.