熱電材料 は、温度勾配を電圧に変換する熱電発電機に使用される。
熱電材料の性能を評価するには、いわゆる 功利指数 (ZT) 使用されている。 熱伝導率、電気伝導率、 電気伝導率そして ゼーベック係数を知る必要がある。
同じ組成のバルク材料に比べ、薄膜は熱伝導率が低い一方で、電気伝導率とゼーベック係数の影響ははるかに小さく、結果としてZT値が高くなる。
異なる化学組成を持つビスマスアンチモニドは、よく知られた半導体・熱電材料である。
電気伝導率、熱伝導率、ゼーベック係数は、熱蒸着法で作製した厚さ142nmのナノレイヤーBi87Sb13の120Kから400Kの温度範囲で測定した。 これらのパラメータからZTを計算した。 ZTは室温(20℃)で最大0.16を示した。