概要
要点
新しいChipDSC 1では、DSCの主要コンポーネントであるヒーター、センサー、電子回路をすべて小型ハウジングに一体化しています。
チップアレイは、化学的に不活性なセラミックス上に形成された金属ヒーターと温度センサーで構成されています。
この構造により、高い再現性と小さな熱容量を実現し、優れた温度制御と最大100 ℃/minの高速昇温が可能です。内蔵センサーは簡単に交換でき、低コストで入手できます。
チップセンサーの一体型設計により、高品質な生データを取得できるため、熱流データの前処理や後処理を行うことなく、直接解析することができます。
コンパクトな設計により製造コストを大幅に削減し、そのメリットをお客様に還元しています。
低消費電力と優れた応答性を兼ね備えた、革新的なDSCコンセプトです。
新しいチップ技術
ヒーターと熱流センサーを内蔵した、世界初のチップDSCセンサー。
高速な加熱・冷却と優れた応答性を実現。
高分解能 ― 重なり合う熱イベントを正確に分離
独自のセンサー設計により、高い分解能と重なり合う熱イベントの正確な分離を実現します。
高感度 ― 融解や微弱な熱変化を検出
革新的なチップ設計により、センサー質量を極限まで低減したDSCセンサーを開発しました。
これにより、高速応答を実現するヒートフローDSCを提供しています。
高速冷却 ― 「Low Mass」チップセンサーによる優れた冷却性能
センサーの質量が小さいため、高速な冷却を実現できます。これにより、新たなアプリケーションへの対応と、より高いサンプルスループットを実現します。。
ユニークな特徴
特許取得のセンサーコンセプト
統合チップ技術
比類のない冷却速度
コンパクト設計
サービスホットライン
+49 (0) 9287/880 0
月曜日から木曜日は午前8時から午後4時まで、金曜日は午前8時から午後12時までご利用いただけます。
お客様をしっかりサポートします
仕様
Hard Facts
MODEL | CHIP-DSC 1 (Chip-DSC L66 Basic)* |
|---|---|
| Temperature range: | RT up to 450 °C (no cooling options possible) |
| Heating and cooling rates: | 0.001 to 100 K/min |
| Temperature accuracy: | +/- 0,2K |
| Repeatability: | +/- 0,02K |
| Digital resolution: | 16.8 million points |
| Resolution: | 0.03 µW |
| Atmospheres: | inert, oxidizing (static, dynamic) |
| Measuring range: | +/-2.5 to +/-1000 mW |
| Calibration materials: | included |
| Calibration: | Recommended interval of 6 months |
| *Specifications depend on the configurations |
ソフトウェア
用途に合わせた最適なソリューション
新しいPlatinumソフトウェアは、直感的なデータ処理と最小限のパラメータ入力により、測定・解析のワークフローを大幅に効率化します。
AutoEvalは、ガラス転移や融点などの標準的な測定・解析における評価作業をサポートします。
Thermal Libraryの製品識別ツールには、600種類のポリマーを収録したデータベースが搭載されており、測定したポリマーを自動で識別することができます。
また、モバイル端末から装置の操作や状態監視が可能なため、場所を問わず装置を管理できます。
一般的な機能
- ソフトウェアパッケージは、最新のWindowsオペレーティングシステムに対応
- メニュー項目の設定
- 測定に関する各種情報(ユーザー、ラボ、試料、会社など)の入力・管理
- パスワードおよびユーザー権限レベルの設定
- すべての操作に対応したUndo/Redo機能
- 加熱・冷却・保持を無段階に設定
- 英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、日本語、ロシア語など、多言語に対応(ユーザーが選択可能)
- 解析ソフトウェアには、さまざまなデータを包括的に解析するための豊富な機能を搭載
- 複数の平滑化処理に対応
- 完全な解析履歴を保持し、すべての操作を取り消し可能
- データ収集と解析を同時に実行可能
- ゼロ点補正・校正補正によるデータ補正
- データ解析機能
- ピーク分離解析
- 信号補正・平滑化
- 1次微分・2次微分
- 曲線演算
- ピーク解析
- ガラス転移点解析
- 傾き補正
- ズーム・任意範囲の表示
- 複数曲線の重ね合わせ表示
- 注釈・描画ツール
- クリップボードへのコピー
- グラフおよびデータの各種エクスポート機能
- リファレンスに基づく補正
アプリケーション
ChipDSCによる高速冷却
リンザイスのChipDSCは、アクティブな冷却装置を必要とせず、非常に高速な冷却を実現します。
センサーの熱容量が小さく、革新的なセンサー設計を採用しているため、最高温度から100 °Cまで最大200 ℃/min、100 °Cから室温まで最大50 ℃/minの冷却速度を実現できます。
400 °Cの等温セグメントからバリスティック冷却を開始した場合、3分以内に50 °Cまで冷却できます。
PETペレットの測定
PETペレットを加熱した後、急冷して非晶状態を固定し、ChipDSCを用いて50 K/minの一定昇温速度で測定しました。測定曲線には約80 °Cで顕著なガラス転移が見られ、続いて148 °Cから非晶部分の結晶化が始まり、230.6 °Cに融解ピークが確認されます。
ChipDSCウェビナー
ChipDSCのセットアップ
センサーの交換
ChipDSCによるPETの測定
十分な情報